ことばの世界の入り口
コーヒーは、私にとって「入口」でした。
におい、ひかり、身体への振動、ひとひらのイメージの断片。
感覚の交差点にある、ことばにならない世界。
私の詩には決まったスタイルがなく、その瞬間瞬間に響いてくる“なにか”を
ただ言葉にしています。
だから、「ことばの遊園地」なのです。
創作のあゆみ
言葉を文字にすることを始めたのは20代後半。
カラーセラピー(オーラソーマ)を人に提供中に、自然と降りてくる言葉を綴ったのが最初。
30代後半、慶應義塾大学に通いながら、
ベストセラー作家を世に送り出す根本先生の小説講座で物語を紡ぐ喜びを味わう。
2025年より、詩や写真など表現の幅を広げる創作活動を本格的に開始。
活動経歴
2025年6月 zine制作
8月 地元セブンイレブンにて期間限定販売
11月 ロサンゼルス・リソグラフグループ企画展に参加
Marieという名前は、マリー・アントワネットに由来しています。
なぜ惹かれたのか…はっきりした理由はないけれど、
彼女の存在にはどこか、内なる静けさと痛みが宿っているように感じたのです。まるで、貝が真珠を包むように──誰にも悟られないまま、静かに孤独を隠していたかのように。自由を知らないまま、ずっと自由を求めていた人。華やかな衣装の奥に、孤独や寂しさをかかえていた人。愛されることを、静かに待っていた人。そして、どんな状況の中でも、自分という花を咲かせる強さを持っていた人。「パンがなければお菓子を食べればいい」――そんな象徴のように語られることもあるけれど、民衆はきっと、彼女の環境や心の中など、知らなかったはずです。世界は、見えていることだけではできていない。見えないものの中にも、世界はある。言葉にならない気持ち、気づかれることのない想い、そうしたものにこそ、耳をすませていたい。だから私は、Marieという名前を選び活動したいと思いました。感じて、気づいて、言葉にしたくて。自分という小さな庭に、ひょっこり顔をだす詩を咲かせたくて。
もしかしたら、過去世のどこかで
彼女とつながっていたのかもしれない…そんな思いもはせながら、
いま、ここに。— marie 2025.10
※「Marie(マリー)」は表現活動における名前で、本名は正木祥恵。
表記や掲載などの正式な場面では本名を使用することもあります。
