ことばの世界の入り口
コーヒーは、私にとって「入口」でした。
におい、ひかり、身体への振動、ひとひらのイメージの断片。
感覚の交差点にある、ことばにならない世界。
私の詩には決まったスタイルがなく、その瞬間瞬間に響いてくる“なにか”をただ言葉にしています。
だから、「ことばの遊園地」なのです。
日常の中の脱力女神
でも最近は、
「だらけてるのに整ってる」
「なにもしてないのに愛されちゃう」
「宇宙が勝手にオファーくれる」
そんな日々の感じを、そのまま詩にしたり言葉遊びしたりしています。
愛されすぎてごめんなすって♡
どんな詩もそのまま受け取ってもらえたら嬉しいです。
Marieという名前は、マリー・アントワネットに由来しています。
なぜ惹かれたのか…はっきりした理由はないけれど、
彼女の存在にはどこか、内なる静けさと痛みが宿っているように感じたのです。まるで、貝が真珠を包むように──誰にも悟られないまま、静かに孤独を隠していたかのように。自由を知らないまま、ずっと自由を求めていた人。華やかな衣装の奥に、孤独や寂しさをかかえていた人。愛されることを、静かに待っていた人。そして、どんな状況の中でも、自分という花を咲かせる強さを持っていた人。「パンがなければお菓子を食べればいい」――そんな象徴のように語られることもあるけれど、民衆はきっと、彼女の環境や心の中など、知らなかったはずです。世界は、見えていることだけではできていない。見えないものの中にも、世界はある。言葉にならない気持ち、気づかれることのない想い、そうしたものにこそ、耳をすませていたい。だから私は、Marieという名前を選び活動したいと思いました。感じて、気づいて、言葉にしたくて。自分という小さな庭に、ひょっこり顔をだす詩を咲かせたくて。
もしかしたら、過去世のどこかで
彼女とつながっていたのかもしれない…そんな思いもはせながら、
いま、ここに。— marie 2025.10
※「Marie(マリー)」は表現活動における名前で、本名は正木祥恵。
表記や掲載などの正式な場面では本名を使用することもあります。